閣議決定「撤回すべき」海江田代表

2014年07月09日 08:59

 民主党の海江田万里代表は集団的自衛権の行使容認をめぐって菅義偉官房長官が安保法制関連法案を来年の通常国会の予算通過後に一括提出する旨、発言していることに「何のための閣議決定だったのか。閣議決定そのものが拙速で、撤回すべき」と厳しく批判した。

 海江田代表は「(今回の閣議決定は)平和・外交政策、安全保障政策を大きく変えるもので、集団的自衛権、集団安全保障、PKO、個別自衛権、周辺事態という問題を一括して法案にするというやり方は許されない」とした。

 海江田代表は安倍総理の手法は「国会での審議をないがしろにするもの」とも批判。強い姿勢で政府・与党に予算委員会での十分な閉会中審査を求める考えだ。

 海江田代表は「衆参両院でそれぞれ2日以上の審議を求めていく」とし、両院それぞれに2日以上の時間を割いて議論すべきとした。衆院予算委員会が14日に開かれる場合には自ら質問する。(編集担当:森高龍二)