民主党の大畠章宏幹事長は10日の記者会見で、集団的自衛権の行使容認に関する閣議決定について「与党だけで決めて、閣議決定し、海外で説明している。本来、一番関係するのは国民なので国民に説明する、あるいは国会に報告するというのがあたり前」と語気を強めて、安倍総理の姿勢を批判した。
大畠幹事長は「(海外で安倍総理が」あたかも(国内で)法案が成立し、日本で実施が決まったかのような説明をするのは立憲主義に反する行為だ」と重ねて批判した。
大畠幹事長は「14日に衆議院、15日に参議院で予算員会を開き審議する日程が確保されたということのようだが、衆参の1日ずつでは全く時間が足りない」とした。
大畠幹事長は「9月末の臨時国会を前倒ししてでも、国民に丁寧に説明すべき」と政府に真摯な姿勢を求めた。(編集担当:森高龍二)