1992年に「インプレッサ WRX」として発売された初代モデル以来、国内外で多くの人に愛されているスポーツセダンだが、富士重工業<7270>は25日、8月25日より発売するスポーツセダンの新型の車名を公表した。公表された新型スポーツセダンの車名は「WRX S4」で、「スポーツパフォーマンス(Sports performance)」「独自の総合安全性能(Safety performance)」「優れた環境性能(Smart driving)」「洗練された質感(Sophisticated feel)」という性能を表す4つの英語の頭文字をとって「S4」と名付けたとのこと。また同日よりティーザー画像が掲載された専用サイトが公開されている。
今回車名が発表された「WRX S4」は、「スバル最高峰のAWDスポーツパフォーマンス」を持ちつつ、アイサイトver.3を含めた独自の総合安全性、また優れた環境性能や洗練された質感を実現しており、ドライバーに圧倒的な走行性能と快適さを提供することのできる、新しい価値観を具現化した車であるとのこと。
また、「WRX S4」は3月より北アメリカで投入されている新型「WRX STI」をもとに開発された国内用モデルであり、6月に発売された新型ワゴン「レヴォーグ」と同様に、運転支援システム「アイサイトver.3」が搭載されている。
北アメリカで投入された「WRX STI」では、ガソリン直噴ターボ「FA20DITエンジン」に、リニアトロニック(CVT)、または6速MTを組み合わせるというパワートレインが採用されていたが、今回の「WRX S4」がどのような仕様になるのかは、まだ明らかにはされていない。
今回の車名公表に際し、富士重工業は公式サイト上で、「世界のトップレースで鍛え抜いたスバル最高峰の走行性能と、アイサイトver.3をはじめとした最新の安全性能をひとつにする。それは今、スバルにできるすべてのイノベーションを駆使して、スポーツドライビングの新しい可能性を示すこと。最高の走りを愉しみたい冒険心も、今のライフスタイルをより豊かにしたい思いも、ともに実現すること。あなたの人生に、新しい自由を」とのメッセージを出している。
「WRX S4」の国内発売は8月25日で、現在、専用サイトが公開されている。(編集担当:滝川幸平)