小野寺五典防衛大臣は5日の記者会見で安全保障上、日米韓の3か国の関係が重要との認識を示したうえで「日米、米韓という関係は今でもしっかり構築をされている。今後、やはり日韓、特に外交レベルでの関係改善が安全保障上、重要だ」と改めて日韓関係の改善の重要性を強調した。
小野寺防衛大臣は防衛白書の中での中国や北朝鮮に対する懸念が示される中で、今後の取り組みはと記者団に聞かれ「中国とはやはりこれからも海上連絡メカニズムを含めた不測の事態を避けるための対話の努力をする必要がある」とした。
また、北朝鮮に対しては「これは拉致・核・ミサイルという日本が従前から示している北朝鮮に対しての要求がありますが、それを含めて日米韓の3か国の関係が重要」とし、現在、日韓の外交レベルの関係改善が特に重要との認識を示した。
一方、8月15日の終戦の日を控えて、15日もしくはその前後にA級戦犯を合祀する靖国神社に参拝するのかどうかについては「そのような予定はありません」と明言した。(編集担当:森高龍二)