赤字企業にも応分の負担

2014年09月01日 18:17

 みんなの党の浅尾慶一郎代表は政府が検討している資本金1億円以上を対象に赤字企業に対して課税を強化する方向について「資本金1億円以上という、いわゆる大企業のみが対象になっている訳だが、全体の生産性を上げるという事であれば大企業のみを対象にするのが良いのかどうかという事も検討して考えていってもらいたい」と枠を広め検討する必要があるとの考えを示した。

 浅尾代表は「我々としては全体の生産性を高める為に赤字企業への、いわゆる外形標準課税を適用という事を考えている」とし「新陳代謝を高めるためには何がいいのかということをゼロベースで考える必要性があるのではないか」と問題提起した。

 そして「赤字企業にも応分の負担をさせていく、それと反対側に法人税減税を行っていくべきだというのが、私どもの考え方だ」と述べ「そういった事を是非、政府に於いても我々の提案の通りに進めてもらいたい」と政府に求めた。

 また、浅尾代表は消費税の引き上げ判断について「我々としては引き上げには反対だが政府にも、よく景気動向を踏まえた判断を求めてまいりたい。行うべき政策を行うべきタイミングで行っていくというのが我々の考え方だ」と強調。政府に慎重な判断を求めた。(編集担当:森高龍二)