滋賀県知事選に集団的自衛権行使容認決定が影響

2014年07月15日 09:08

 みんなの党の浅尾慶一郎代表は14日の記者会見で、滋賀県知事選挙に無所属新人で元民主党衆院議員の三日月大造氏が当選し、自民・公明推薦候補が落選したことについて「この間に集団的自衛権行使容認を決めたことも影響したと思う」と政府と与党のみの協議合意で集団的自衛権行使容認へ閣議決定したことの影響もあったとの認識を示した。

 また浅尾代表は、みんなの党の都議(塩村文夏議員)への自民党議員のセクハラ野次の問題も影響したのではとの認識を示した。

 そのうえで、今後の政権運営に響くのではないかとの記者団の問いかけには「集団的自衛権に限っていえば、抑止力の向上という説明を、もう少しされるか、されないかにかかっているだろう」と語った。

 浅尾代表は「今後、さらに説明があった方がいいだろうし、秋の臨時国会でも予算委員会などの委員会であった方がいい」とした。

 また、日米防衛協力のガイドライン見直しでは「限定して認められた集団的自衛権の行使容認を含めた見直しになるだろうから、新ガイドラインの内容についての国会議論も当然必要になる」と述べた。浅尾代表は「新ガイドラインについても集中審議していくべきだろう」とした。(編集担当:森高龍二)