サントリー酒類株式会社は、この春に日経新聞がリークしたとおり分社化され、サントリービール株式会社が10月1日に誕生する。サントリービール工場社員や協力会社関係者への取材で明らかになった。サントリーホールディングス(HD)広報部から正式な発表は9月30日と予想される。
サントリーのビール工場では9月26日までにサントリー酒類としての操業を終了し、その社名「サントリー酒類」の名が入ったパッケージやビール缶、段ボールなどの素材をすべて月内に廃棄するという。
明けた10月1日に一斉に新しいパッケージ・缶類が納品されて、社員の名刺も切り替えられる。翌2日から新生「サントリービール株式会社」として生産を開始するという。
今後、サントリー酒類がどのような形態となるかは、広報部発表を待ちたい。が、国内市場をメインとするビール事業が分社独立したことで、スピリッツ事業の行方が気になる。噂に昇っている米・ビームサントリーがヘッドクォーターとして機能するグローバル企業となるのだろうか?(編集担当:吉田恒)