辺野古上空から沖縄の負担軽減決意強めた 防相

2014年09月24日 17:12

 江渡聡徳防衛大臣は沖縄知事選で普天間飛行場の辺野古移設に反対する候補が知事に選ばれたとしても「できれば、移設計画は着々と進めていきたい」考えを示した。記者団の「辺野古への移設計画を着々と進めていきたいということだが、11月の沖縄県知事選の結果如何に関わらず、着々と進めていくという方針に変わりはないということでよいか」との問いに答えた。

 江渡大臣は、移設準備が進む辺野古を上空から視察し、全体のスケジュール感の中で「順調に進んでいると受け止めてよいのではないか」との感想を述べた。

 また、移設計画について「できるところから一歩ずつ着実に進めていきたいと思っている。また(上空から)見て、百聞は一見にしかずというような思いを強くさせて頂いた。だからこそ、なおさら沖縄県の皆様方の負担の軽減ということに対しては努力していこうと、そういうふうに決意をした」と負担軽減への意を強くした旨を強調。

 江渡大臣は「辺野古への移設に反対する方々のご意見があるということも承知している」としたうえで「今までも何度も何度も日米間において唯一の解決策というのは『この移転だ』ということで決定しているわけなので、そのことに対して、我々は沖縄県民の皆様方に一生懸命努力して、汗を流しながら理解を深めていくように対応させて頂く」と述べた。(編集担当:森高龍二)