自民党総裁経験者にあいさつ回りした谷垣禎一幹事長は10日、九州電力川内原発の1号機と2号機の再稼働に向けた動きも含め、原発政策について、小泉純一郎元総理から「原発を廃止するという選択は今ありなのだがな、というご発言はあった」と紹介した。
谷垣幹事長は、そのうえで「今さら小泉元総理に自民党の政策のいろはのいからご説明する必要もないでしょうし、お考えは承りましたということ」とさらっとかわした。
また中曽根康弘元総理からは「幹事長は選挙に勝つのが仕事」という旨提起されたといい、谷垣幹事長は「私もまったくその通りだと思います」と同調した旨紹介した。
選挙では普天間基地の代替施設を名護市辺野古に建設することをめぐり、三つ巴の知事選挙になることが色濃いが、谷垣幹事長は「沖縄県知事選の問題点を整理して、どのように臨んでいくか決めていかねばなりません。ですから今のところ、これから沖縄の問題はきちんと検討し分析をしていくということです」と今から勝つための戦略を練っていく考えを示した。(編集担当:森高龍二)