総選挙 政策転換の機会に 

2014年11月19日 11:00

 社会民主党の吉田忠智党首は21日の衆院解散、12月2日公示、14日投開票の総選挙について、19日「大義のない、政権延命画策選挙だが、富裕層・大企業優遇の経済政策、集団的自衛権行使容認、原発再稼働、辺野古新基地建設など安倍政権の問題点を徹底追及し、政策転換を図る選挙にしなければならない」と選挙を政策転換の機会にすべきと訴えた。

 吉田党首は「安倍総理は消費税率引き上げを1年半延期したことの信を問うと説明しているが、政権維持のための大義のない解散だと言わざるを得ない」とするともに「世論調査では消費税率の引き上げについて、行うべきではない、時期を遅らせるべきとの声が大半を占め、あえて信を問うべき理由にならない。与党の党利党略による解散」とした。

 そのうえで、社民党として(1)消費税増税の撤回、(2)くらしと雇用破壊により拡大した格差の是正(3)集団的自衛権の行使認めず平和憲法を守る(4)原発再稼働は認めず、脱原発社会めざし、再生可能エネルギー促進を図る(5)農林水産業など「食といのち」、「みどり」を衰退させるTPPへの参加に反対、などをあげて支持を求める考え。(編集担当:森高龍二)