日本共産党の志位和夫委員長は埼玉県内での街頭演説で、原発再稼働問題を取り上げ「安倍政権は全国の原発再稼働の突破口として九州電力川内原発の再稼働を進めようとしている。巨大噴火への備えがない中、噴火は予知できるという新たな安全神話で再稼働を強行するなど、断じて認めるわけにいかない」と再稼働への安全対策が不十分だと指摘するとともに、再稼働に強く反対した。
志位委員長はそのうえで「原発が日本で動かなくなって1年2か月が経つ。企業も国民も省エネ努力をし、電力消費を減らしてきた。省エネ努力の効果は原発13基分に当たると言われている。日本社会は原発なしで立派にやっていけるということが証明された」と訴えた。
また「原発ゼロを打ち出したドイツでは再生可能エネルギーの割合が2000年の6%から、今年は28.5%となった。日本は原発ゼロに踏み切ってこそ再生可能エネルギーへの大転換の道も開かれてくる」と原発ゼロへ踏み出す必要を強調した。(編集担当:森高龍二)