軽減税率へ「みなさんの後押しを」山口公明代表

2014年12月03日 07:59

 公明党の山口那津男代表は神奈川県で衆院総選挙全国遊説の第一声をあげた。山口代表は「安倍政権は国民に新しい提案をした。与党として、その新しい方向を目指していく」としたうえで、安倍政権の新しい提案は「来年10月に実施予定だった消費税10%への引き上げを18か月延期するというものだ。そして延期はするが再び延期することはなく、引き上げを実行し、社会保障をしっかり立て直し、拡充し、財政再建もすすめていくというものだった」と語った。

 山口代表は「そして、低所得者対策として、軽減税率を実行するということも決めた」とし、これを推進するには「連立政権ですすめてきた経済再生、デフレ脱却の道をさらに強くしていかなければならない」とアベノミクスの促進、強化の必要を訴えた。

 山口代表は「この道を進めていけるのは自公連立政権しかない」とアピール。そして「政権選択の選挙で、自公連立政権を勝たせて頂きたい」とこぶしを作って訴えた。

 また、これまでのアベノミクスの実績として「株の値段は倍になった。企業の財産が増えた。経済活動をそれだけ大きく広げられるようになったということだ」とし、結果として「設備投資をする企業が増えてきた。倒産は減り、失業率も大きく下がった。有効求人倍率は1を超えた。企業が働く人が足りないくらい、どんどん、引っ張りだこという状況。そういう中で、国全体で仕事に就く人は100万人増えた。経済は明らかに良くなっている」と主張した。

 また、山口代表は「消費税引き上げまでに賃金上昇が物価上昇を超えるようにする。また、消費税引き上げ時に軽減税率を導入する。その後押しをみなさんに是非ともお願いしたい」と訴えた。

 公明党は(1)地方創生で力強く伸びる日本経済へ(2)一人を大切にする社会へ、社会保障と教育の充実を(3)東日本大震災からの復興と防災・減災対策(4)政治改革・行財政改革の断行(5)安定した平和と繁栄の対外関係を柱に政策を訴え、支持を求めている。(編集担当:森高龍二)