大学3年生、就活時期の繰り下げ「歓迎」22%にとどまる

2014年12月23日 13:25

 現在の大学3年生から、就職活動の時期がさらに繰り下げられる。説明会などの解禁は、現在の「3年生の12月」から「3年生の3月」へ。「大学生は学業を優先すべき」という議論をもとに、ここ数年、就活の時期はどんどん短くなってきた。一方、短期間で効率的に学生を確保しようと、期間外に実質的な採用活動である「インターン」を実施する企業も増えている。当の学生たちは、さらに短期化される就職活動について、どう考えているのか。

 クロス・マーケティングが今年11月、16年3月卒業予定の大学3年生200人(男女100人ずつ)にウェブアンケートを実施したところ、就活時期の繰り下げを「歓迎している(歓迎している・やや歓迎している)」学生は22%と、全体の5分の1にとどまった。「歓迎していない(歓迎していない・あまり歓迎していない)」は38%、「どちらとも言えない」は40%で、学生たちは就活時期の繰り下げを歓迎している様子はほとんどない。志望する企業規模別で見ると、「大企業志向」の学生は就活時期の繰り下げについて29.4%が「歓迎」しており、中小企業派(23.8%)や企業規模無関心派(12.3%)に比べて歓迎する傾向にあった。大企業志向の学生は、早くからインターンなどを意識して動いているため、就活時期が繰り下げられても不安を感じにくいのかもしれない。

 ちなみに、就職したい企業が「大企業」と答えた学生は42.5%、「中小企業」は21%で、「企業規模は意識していない」は36.5%だった。大企業志向は男子学生(48%)のほうが女子学生(37%)より強く、文系(45%)のほうが理系(36.7%)より強い。理系学生で最も多かったのは「企業規模は意識していない」だった。
 
 景況感の回復や人手不足の影響から、「最近の学生は就活を楽観視している」という批判もある。が、就活について「全く不安を感じていない」「あまり不安を感じていない」と答えた3年生は14.5%と少数派だ。「不安を感じている」「やや不安を感じている」は85.5%で、多くの学生が漠然とした不安を抱えているようだ。(編集担当:北条かや)