菅義偉官房長官は6日、日米関係について「安倍政権は発足以来、日米同盟の立て直しに全力で取り組んできた。その結果、昨年、オバマ米大統領を国賓として迎えた際、米国大統領としては初めて尖閣諸島も日米安保の範囲に入ると明言された。これにより日米同盟の安定感が大いに増したと思っている」と述べた。
菅官房長官はそのうえで「日米同盟を深化させていきたいと思っており、具体的には日米ガイドラインの見直しをしっかりやる。また安保法制の見直しについてこの通常国会でしっかり議論頂き、国民の理解を頂きたい。TPPについては早期妥結に向けて米国としっかり連携していきたい。日米間の信頼をしっかり築き上げていきたい」と日米同盟の深化促進を改めて強調した。
また、菅官房長官は戦後70年を迎え、安倍総理が予定している談話について「村山談話を含め、全体として引き継ぐということにしている。河野談話も継承する。国会答弁でも言ってきた通り」と語った。安倍総理の談話の中身については「未来志向のものになるだろう」と述べた。(編集担当:森高龍二)