今年はマツダ「ロードスター」、ホンダ「S660」等、数多くのオープンカーが登場する年だ。ミニバンやSUVや低燃費車が流行っている今、オープンカーを買おうと考える人は少ないかもしれないが、オープンカーならではの魅力というのものはある。
今年はマツダ<7261>「ロードスター」、ホンダ<7267>「S660」、レクサス「RC」、シボレー「コルベットZ06」等、数多くのオープンカーが登場する年だ。
ミニバンやSUVや低燃費車が流行っている今、オープンカーを買おうと考える人は少ないかもしれないが、オープンカー歴20年以上の筆者としてはぜひ乗ってもらいたいと考えるので長く付き合う秘訣を語ろうと思う。
オープンカーと長く付き合う秘訣は「いつもオープンにしなければいけないわけじゃない」「速いとか、ボディー剛性とか気にしない」「10年落ち、20年落ちでも気にしない」「大変なら中古の軽を1台買い足せ」という感じだ。
オープンカーは何がなんでも屋根を開けなければならないというわけではない。オープンカーというと「夏の日差しを浴びて」みたいなイメージがあるようだが、焼けそうなくらい暑く紫外線も気になるので夏は夕方以降しか開けていない。
オープンカーの季節というのは夏の終わりから梅雨前くらいだ。時間帯は夕方以降。オープンカーは室内が狭い分エアコンの性能に余裕があるのでクーラーも暖房もかなり効く。暖房の温度を最大にして足下と頭部あたりに吹きつければ0度でも問題ない。21世紀に入ってからの車なら風の巻き込みも考えられているので高速道路を100km/hで走るなら真冬の夜でも大丈夫だ。
しかし、風の巻き込みを考えすぎて閉塞感があるオープンカーが増えてきたというのもある。屋根を開けていれば開放的だが、閉めると真っ暗で檻の中にいるように感じるようなオープンカーもある。逆にトイレの個室が落ち着くみたいな人にはこれもアリかもしれない。そこらへんは欲しいと思う車に実際に乗ってみて感じてほしい。
筆者は買い換える度に前より速いオープンカーにしてきたが、速ければ速くなるほど中途半端な車になる。「○%ボディー剛性が上がった」といわれるがクーペや本格的なスポーツカーと比べたら相変わらず緩い。屋根を開けて200km/hで流すこともできるが、だからどうした?となる。これ以上の速さを求めるならクーペを買うだろう・・
楽しいオープンカーライフを満喫したいとなるとユーノス「ロードスター」あたりのクラスが良いバランスだった。とてもチープでボディーも緩く、風の巻き込みもあるし、一生懸命走らないと遅いが、「オープンカーに乗ったな~」というような満足感があった。もうすぐ新型が出るがきっとまた良い車になるだろうと思う。
道にはあまりいないかもしれないがネット上にはオープンカー乗りがたくさんいる。そういったオープンカー乗りのブログ等を参考に、そして影響されてぜひ愛車として乗ってもらいたい。(編集担当:久保田雄城)