慰安婦問題 安倍総理は歴代総理と同じ思い

2015年01月15日 11:30

岸田文雄外務大臣は慰安婦問題について15日までの記者会見で「安倍総理も筆舌に尽くし難い辛い思いをされた方々のことを思う時に心が痛むという思い、度々表明させて頂いている」と語るとともに「この点については歴代総理と同じ思いを持っている」とした。

 岸田外務大臣は「過去、多くの戦争があり、その中で女性の方々の人権が侵害されてきた。21世紀はこうした人権侵害の無い世紀にしなければならないと我が国は強く思っている。そういった思いで取り組んでいきたい」と述べた。

 また、日韓関係国交正常化50周年の節にあたる今年に、日韓首脳会談の早期実現への考えについては「韓国は我が国にとり、最も大切な隣国であると考えている。是非、大局的観点から未来志向で二国間の関係推進に取り組んでいきたい。両国の政治のトップが話し合う対話の場は大変重要であると我々は認識している。日程等は何も決まってはいないが、前々から対話のドアは常にオープンであるという形で対話の重要性を指摘してきており、こうした意思疎通は重視されなければいけないと考えている」とした。

 また日中韓外相会談について「我が国としても重視してきた。議長国(韓国)において日程調整を行って頂いているが、現在のところ日程が確定したという連絡は受けていない。引き続き精力的に日程調整を進めてもらいたい」と期待を示した。(編集担当:森高龍二)