走行性能についてはスペック等の数値が盛られて記述されていることが多いので試乗は必須だ。特に航続距離はJC08等で計測したわけじゃない。平地を30km/hで走った数値であったり、開発拠点の近所を普通に走った数値だったり様々だ。
スズキ<7269>から112ccエンジンを搭載した原付二種スクーター「アドレス110」が登場した。
直接のライバル車としてはホンダ<7267>「Dio110」だろう。価格も同じ、燃費も同等に凄い。ヤマハ発動機<7272>「アクシス トリート」は若干高いがプラス12cc(124cc)の余裕がある。
そんな中、最近の筆者の悩みは電動スクーターの存在だ。3~4年前なら全く気にならなかったが最近の電動スクーターはシティコミューターとして十分な性能になっている。
電動スクーター欲しい病に毒されたのは数年前に乗ったベクトリックス「VX-1」だった。250㏄クラスで価格は100万円と購入対象にはならなかったのだが三菱<7211>「i-MiEV」やスバル<7270>「R1e」に初めて乗った時のような感動と驚きの連続だった。
あれから電動スクーターや電動バイク、電動二輪といったキーワードで良いものを探す日々が始まった。
電動スクーター選びで大事なのはサポート体制だ。まだ新しい乗り物なので近所のバイク屋に飛び込んでもなんともできないことが多い。
コンセントが近くにない集合住宅に住む人間にとって最重要なこととしてはバッテリーの取り外しが可能かどうかだろう。3階から延長コードを下に垂らして充電とかなかなかできないと思う。
走行性能についてはスペック等の数値が盛られて記述されていることが多いので試乗は必須だ。特に航続距離はJC08等で計測したわけじゃない。平地を30km/hで走った数値であったり、開発拠点の近所を普通に走った数値だったり様々だ。“航続距離40㎞と書いていたのに普通に走ったら20㎞だった”なんて泣くに泣けないので、必要航続距離の1.5倍くらいを対象にするか、インターネットでオーナーの声を聞く等調べてほしい。
そんな中で筆者が最近気になるのはテラモーターズ「A4000i」とスクーテック「SZ552RR」だ。どちらもサポート体制は良く、バッテリーは着脱式で、航続距離も高く、スピードも十分出る。
実際乗ってみた感想でいうと、速さはガソリン車には及ばないので飛ばしたい人にはオススメできないがその乗り味はスムーズで静かでなんとも極上な感じだ。こういうバイクはスーパーや本屋等、短距離使用が多いと思うがそんなときに暖気中の臭さや不安定さが無いというところも素敵だと思う。しかし価格は高い。価格相応だと思うが高い・・(編集担当:久保田雄城)