トヨタ、円安影響などにより業績予想を上方修正

2015年02月09日 07:16

 北アメリカでの販売が好調に推移していること、また円安影響などにより、自動車メーカーが業績予想を次々と上方修正している。富士重工業<7270>は2015年3月期の連結業績予想を上方修正し、3年連続の過去最高更新を狙う。またマツダ<7261>も15年3月期の連結売上高予想を、これまでの予想から500億円増やして前期比10.7%アップの2兆9800億円に上方修正した。そしてトヨタ自動車<7203>も4日、15年3月期の連結業績予想を上方修正するとの発表を行った。

 トヨタ自動車に発表によれば、本業のもうけを示す営業利益をこれまでの予想である2兆5000億円から2000億円増やして、前期比17.8%アップの2兆7000億円に上方修正するとのこと。これまでの予想の2兆5000億円でも2年連続での過去最高を更新することになっていたが、北アメリカでの販売が好調なこと、また円安効果やコスト削減などの影響により、さらに利益幅を拡大させる形となった。

 営業利益を押し上げる要因のうち、円安影響が1750億円、またコスト削減が400億円の押し上げ要因となるという。また売上高についても、これまでの予想である前期比3%アップの26兆5000億円から5000億円増やして前期比5%アップの27兆円として、純利益についても、これまでの予想である前期比10%アップの2兆円から1300億円増やして前期比17%アップの2兆1300億円に上方修正するとしている。売上高、純利益についてもこれまでの予想の段階で過去最高を更新する見込みを示していたが、営業利益同様さらに利益幅を拡大させる。

 しかしその一方で、グループ全体の世界販売台数(中国などを除く)については、これまでの予想よりも5万台少ない900万台に下方修正した。北アメリカでの販売は好調に推移しているものの、消費税増税後の影響が長期化する日本、そしてタイなどのアジア地域での販売が伸び悩んでいることを考慮した形だ。

 そして14年4~12月期の連結営業利益は、前期比14%アップの2兆1148億円、売上高は前期比5%アップの20兆1156億円、純利益は前期比13%アップの1兆7268億円という結果であった。(編集担当:滝川幸平)