夏休みの前に働いた分、長い休み取れる働き方も

2015年02月13日 08:41

「夏休みの前に働いた分、子どもに合わせて長い休みを取る」こともできる労働環境に。安倍晋三総理は12日、国会で施政方針演説を行い、労働法制の見直しで「労働者の事情に応じた柔軟かつ多様な働き方が可能となるよう選択肢の幅を広げる」改革を行うと強調。実現すればワーク・ライフ・バランスの取れる社会の実現に近づくような演説を行った。

 安倍総理は演説で「高齢者の皆さんに多様な就業機会を提供する。シルバー人材センターにはさらにその機能を発揮してもらう。障害や難病、重い病気を抱える皆さんにも、きめ細かな支援を行い、就労のチャンスを拡大する。あらゆる人が、生きがいを持って、社会で活躍できる」環境をつくるとした。

 安倍総理は「そのために、労働時間に画一的な枠をはめる、従来の労働制度、社会の発想を大きく改めていかなければならない」とアピール。

 「子育て、介護など働く方々の事情に応じた、柔軟かつ多様な働き方が可能となるよう、選択肢の幅を広げていく。昼が長い夏は朝早くから働き、夕方からは家族や友人との時間を楽しむ。夏の生活スタイルを変革する新たな国民運動を展開する。夏休みの前に働いた分、子どもに合わせて長い休みを取る。そんな働き方もフレックスタイム制度を拡充して可能にする。専門性の高い仕事は時間でなく成果で評価する新たな労働制度を選択できるようにする」とこれら目的達成のために次々、関連する労働法の見直しを図る考えを間接的表現で表明した。

 また「時間外労働への割増賃金の引上げなどにより長時間労働を抑制する。年次有給休暇を確実に取得できるようにする仕組みを創り、働き過ぎを防ぎ、ワーク・ライフ・バランスが確保できる社会を創っていく」と理解を求めた。(編集担当:森高龍二)