総理 北朝鮮弾道ミサイル発射で情報分析指示

2015年03月02日 13:19

北朝鮮が2日早朝、日本海に向け弾道ミサイルを発射した。安倍晋三総理は「米国、韓国など関係諸国と連携を図りつつ、緊感をもって情報収集・分析に努めるよう」指示した。

 安倍総理は「航空機・船舶等の安全確認を徹底すること、国民に対し迅速・的確な情報提供を行うこと」も指示した。

 政府発表では、これまでのところミサイル発射に伴う被害はないとしている。北朝鮮による弾道ミサイル発射は昨年7月以来。北朝鮮が弾道ミサイルを発射したことについては2日から米韓両軍の合同演習が始まっていることから、合同演習をけん制する狙いがあるものとみられている。

 佐藤正久元防衛大臣政務官は「米韓合同演習への反発であることには違いない」としたうえで「軍事的観点からは、西海岸から北朝鮮上空を通過させて日本海に着弾させた点も見逃せない。昨年も横断射撃があったが精度と自信が向上」していると警戒する。(編集担当:森高龍二)