党首討論の約束果たしてほしい 岡田民主代表

2015年03月07日 15:49

 3月中に是非党首討論を開いて頂きたい。網膜剥離の処置のため党務を休んでいた民主党の岡田克也代表は、復帰後の記者会見で「至って元気であるので国会でのいろいろな対応をしたい」と語り「特に党首討論を3月にぜひ開催して頂いて、安全保障法制や70年談話、歴史認識など、しっかり議論したい」と国民が特に関心を集めている案件について党首討論で争点を浮き彫りにしたい考えを示した。

 岡田代表は「党首討論の定期的な開催は国会改革のなかで最初に合意した案件」とし、与党側が強く求め合意した国会開会中の総理大臣や閣僚の海外訪問については非常に柔軟に対応していると、協力していることも踏まえ「ぜひ開催の約束を果たしてもらいたい」と求めた。

 また、岡田代表は「国会の話ではなくて党対党の約束の話であり、トップは安倍さんであるということは申し上げておきたい」と述べ、国会運営に委ねるといった発言で党首討論に前向きに取り込もうとしない安倍総理をけん制した。

 また岡田代表は自身の政治献金にかかる問題については「既にホームページ等でお知らせしているが、1件明らかに政治資金規正法に該当する事例が出てきた。すでに返金は終えているが申し訳ない」と陳謝。「もう1件は法律違反と言えないが、団体を通じたものについても議論に上っているということに鑑みて返金した」と釈明した。

 そのうえで、政治資金規正法の改正について「基本的には2段階を考えないといけない。2009年に幹事長として取りまとめたときは企業・団体献金だけでなくパーティー券も含め禁止することとした。まとめて禁止しないと意味がない。禁止する際には個人献金をやりやすくする税制上の措置とセットでなければいけないということを考えて、当時の財務大臣と話をした記憶がある。それが望ましい」との考えを示した。(編集担当:森高龍二)