「ハイボール」「ロック」全世代的にじわじわ増加する“ウイスキー”ファン

2015年04月05日 19:07

 ウイスキーといえば、かつては一部の愛好家に親しまれてきたものであった。しかし最近は、ビールや焼酎と並んで、とくに女性を中心によりカジュアル化されてきているようである。その背景には、テレビの影響や「ハイボール」などの新しい飲用スタイルの浸透と見られる。

 「ウイスキーは好きか」の問いに対し、「まあまあ好き(36.9%)」が最多。ついで「進んで飲まない(22.3%)」「大好き(16.5%)」「憧れはあるが飲む機会がない(14.9%)」「嫌い(7.5%)」「お酒が飲めない(1.9%)」となった

 「ウイスキーを飲む機会が増えたか」の問いに対し「まあまあ増えた(34.7%)」が最多。ついで「変わらない(32.2%)」「以前に比べて減った(19.1%)」「とても増えた(14.9%)」となった。男女別では、「とても増えた」または「まあまあ増えた」と回答した男性は43.9%。対し、女性は10%以上も高い54.7%となった。一方、「今も昔も変わらず、飲んでいる」(全体=32.2%、男性=34.5%、女性=29.3%)という回答は、男性が女性を上回っている。

 「飲む機会が増えた」と回答した人に理由を尋ねたところ、もっとも多かったのが「テレビの影響で(45.9%)」。ついで 「居酒屋などでウイスキー(ハイボール)のメニューが増えたので(41.1%)」「ウイスキー好きの友人や家族の影響で(20.7%)」「昔よりも値段が安くなったので(19.7%)」「スーパーや酒屋の店頭で宣伝しているので(14.2%)」となった。

 「どんなシーンでウイスキーを飲む?」の問いに対し、「夕食時 (39.1%)」が最多。ついで 「夕食後のくつろいだ時間(32.2%)」「居酒屋(27.5% )」「休前日の夜(26.0%)」 「バー、レストラン(24.2%)」「寝る前の寝酒(18.2%)」「風呂上がり(15.3% )」「スナック、クラブ(14.0%)」となった。

 好きな飲み方は、「水割り(47.6%)」が1位に。ついで、「ソーダ割り(ハイボール)(47.5%)」「ロック(35.1%)」「ストレート(16.2%)」「お湯割り(8.8%)」「ウイスキーベースのカクテル(6.5%)」

 時代とともに変わりつつあるウイスキーの楽しみ方。いずれにせよ、節度を守って飲みたいものである。調査はアサヒグループホールディングスによるもの。調査対象は全国の20歳以上の男女1,314人。調査期間は2015年3月4日~3月10日。(編集担当:堺不二子)