【今週の展望】月末で日銀会合がある4月30日は要注意日

2015年04月26日 20:34

 30日はアサヒGHD<2502>、キリンHD<2503>、JT<2914>、ヒューリック<3003>、スタートトゥデイ<3092>、野村不動産HD<3231>、コーエーテクモHD<3635>、enish<3667>、コロプラ<3668>、GMOペイメントゲートウェイ<3769>、ニフティ<3828>、トクヤマ<4043>、イビデン<4062>、富士フイルムHD<4901>、ポーラ・オルビスHD<4927>、小林製薬<4967>、日本電気硝子<5214>、TOTO<5332>、大同特殊鋼<5471>、東邦チタニウム<5727>、牧野フライス製作所<6135>、栗田工業<6370>、富士通<6702>、セイコーエプソン<6724>、ワコム<6727>、ソニー<6758>、フォスター電機<6794>、ローム<6963>、村田製作所<6981>、日東電工<6988>、ヤマハ<7951>、兼松エレクトロニクス<8096>、伊藤忠エネクス<8133>、野村HD<8604>、マネックスG<8698>、平和不動産<8803>、東武鉄道<9001>、小田急電鉄<9007>、京王電鉄<9008>、京成電鉄<9009>、JR西日本<9021>、南海電気鉄道<9044>、京阪電気鉄道<9045>、ヤマトHD<9064>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>、第一中央汽船<9132>、日本航空<9201>、ANAHD<9202>、三菱倉庫<9301>、日本通信<9424>、関西電力<9503>、東北電力<9506>、四国電力<9507>、九州電力<9508>、北海道電力<9509>、Jパワー<9513>、東邦ガス<9533>。

 5月1日はブルボン<2208>、サントリー食品<2587>、みらかHD<4544>、ヤフー<4689>、伊藤忠テクノソリューションズ<4739>、EIZO<6737>、伊藤忠商事<8001>、住友商事<8053>、ロイヤルHD<8179>、大塚家具<8186>、ベネッセHD<9783>。

 今週の新規IPOは4月28日が3件、30日が2件の計5件で、全て東証マザーズ。5月以降の新規IPOのスケジュールは未定。

 28日にGunosy<6047>が東証マザーズに新規上場する。東京が本社で、個人の興味、関心に合わせてニュースなどの情報をカスタマイズするスマホ向け情報キュレーションアプリ「Gunosy(グノシー)」を運営する。公開価格は1520円。人気のスマホアプリ関連でTVCMも流し知名度は高いが、上場前の資本金約10億円に比べ、吸収金額が103億円と10倍もあるのが懸念材料。

 28日にリンクバル<6046>が東証マザーズに新規上場する。東京が本社で、「街コン」イベントの企画・開催、そのポータルサイト「街コンジャパン」を運営する。公開価格は2400円。地域活性化のイベント企画で地方創生関連、ブライダル関連と言えなくもない。

 28日にジグソー<3914>が東証マザーズに新規上場する。東京が本社で、IoTビッグデータをベースとしたインターネットシステムの自動マネジメントサービス事業を行う。公開価格は2390円。ビッグデータ関連として人気を集めるか? 

 30日にデザインワン・ジャパン<6048>が東証マザーズに新規上場する。東京が本社で、地域情報クチコミサイト「エキテン」を運営する。公開価格は2750円。コンテンツ関連だがクチコミサイトは乱立気味。

 30日にテラスカイ<3915>が東証マザーズに新規上場する。東京が本社で、クラウドシステムの導入支援・開発事業を行っている。公開価格は1700円。手堅い情報インフラ関連銘柄。

 海外の経済指標は、29日のアメリカの1~3月期GDP、5月1日のISM製造業景況指数が重要。28~29日はFOMC。30日の日銀も含め各国で中央銀行の会合がある。

 4月27日は中国の1~3月期の工業企業利益、28日は英国の1~3月期の国内総生産(GDP)、アメリカの2月のS&Pケース・シラー住宅価格指数、4月のCB消費者信頼感指数、29日はドイツの4月の消費者物価指数(CPI)速報値、アメリカの1~3月期の実質国内総生産(GDP)速報値、3月の中古住宅仮契約販売指数、30日はユーロ圏の3月の失業率、4月の消費者物価指数(CPI)、アメリカの3月の個人所得・個人消費支出、4月のシカゴ購買部協会景気指数(PMI)、5月1日は中国・国家統計局(物流購入連合会)の4月の製造業購買担当者景気指数(PMI)、アメリカの3月の建設支出、4月のISM製造業景況感指数、新車販売台数、ミシガン大学消費者態度指数確報値が、それぞれ発表される。

 4月28~29日にアメリカのFOMC(連邦公開市場委員会)が開かれる。イエレン議長の記者会見は行われない。29日はタイとブラジル、30日はニュージーランドとメキシコで中央銀行の金融政策決定会合があり、政策金利が発表される。5月1日にミラノ国際博覧会が開幕する。10月31日まで。

 アメリカ主要企業の決算は、4月27日はアップル、28日はメルク、フォード、ファイザー、コーニング、コーチ、UPS、ツィッター、29日はマリオット、マスターカード、30日はリンクトイン、ビザ、エクソンモービル、AIG、ギリアド・サイエンシズ、5月1日はシェブロンが、それぞれ発表する予定。

 日経平均は前週の22日に2万円の節目を再突破し、終値ベースでも2万円をマークし週末までその大台を一度も割らなかった。不確定要素が多い決算シーズンに入り、需給も裁定買い残が3.4兆円とハイレベルに積み上がったまま(17日時点)で、しかも新規IPOも5件あって環境は決して良くはなかったにもかかわらず、わずか7日のインターバルで2万円再チャレンジに成功し、さらに2万円台に定着できた。