【今週の展望】アメリカ雇用統計が雲を吹き払い5月の青空か?

2015年05月10日 20:20

 今週、5月第3週(5月11日~5月15日)は5日間の取引。連休気分も抜けて日本経済は本格始動し、「日常」が戻ってきそうだ。

 世界の株式市場の休場日は、11日はロシアが「勝利の日」の振替休日で休場。ナチス・ドイツが降伏した「ヨーロッパ戦勝記念日(VEデー)」は5月8日だが、フランスでの降伏文書調印が夜11時だったためロシアでは時差の関係で9日になり、その日が土曜、日曜なら月曜が振替休日。14日はフランス、ドイツ、スイス、インドネシアなどが「キリスト昇天祭」で休場。復活祭から40日目の移動祝祭日。オーストリア、オランダなども休日になる。

 国内の経済指標は13日の景気ウォッチャー調査がまず重要。「街角景気」は3月分まで3ヵ月連続で改善したが、4月はどうか。

 12日は3月の景気動向指数速報値、13日は3月の国際収支、4月の景気ウォッチャー調査、14日は4月のマネーストック、東京都心部オフィス空室率、3月の産業機械受注額、15日は4月の国内企業物価指数、消費動向調査(消費者態度指数)が、それぞれ発表される。

 11日に経団連の榊原会長が記者会見を行う。15日に日銀の黒田総裁が東京都内で講演を行う。17日は「大阪都構想」の賛否を問う大阪市民対象の住民投票の投開票日。

 主要企業の決算は3月期の発表が第2のピークを迎える。15日は東証の発表推奨期限。今週も新規IPOはなく5月いっぱいお休み。

 5月11日はショーボンドHD<1414>、日本海洋掘削<1606>、東急建設<1720>、大成建設<1801>、佐藤渡辺<1807>、不動テトラ<1813>、東鉄工業<1835>、NIPPO<1881>、住友林業<1911>、亀田製菓<2220>、プリマハム<2281>、日本ハム<2282>、伊藤ハム<2284>、スタジオアリス<2305>、キャリアデザインセンター<2410>、ぐるなび<2440>、日清オイリオG<2602>、三越伊勢丹HD<3099>、東洋紡<3101>、ワコールHD<3591>、ハーツユナイテッドG<3676>、東ソー<4042>、セントラル硝子<4044>、日本触媒<4114>、三菱瓦斯化学<4182>、住友ベークライト<4203>、日本化薬<4272>、ソースネクスト<4344>、アステラス製薬<4503>、大日本住友製薬<4506>、塩野義製薬<4507>、日本新薬<4516>、日本ケミファ<4539>、カルナバイオ<4572>、ビー・エム・エル<4694>。