米軍調整官に普天間移設事業「着実に進めたい」

2015年05月10日 17:25

 中谷元防衛大臣は9日夜の記者会見で在沖縄米軍のウィスラー四軍調整官と同日会談した内容について「沖縄の基地負担縮小に対する協力へもお願いをした」とするとともに「普天間移設の事業(名護市辺野古へ代替施設建設)も着実に進めて参りたいということ」を伝えたと述べた。

 中谷防衛大臣は「自衛隊との連携を更に深めていただきたい。共同訓練も含めてお願いした。事件・事故の再発防止努力を願い致した」と協力要請の内容を語った。

 また、沖縄の自衛隊部隊を視察したことでは「わが国の防衛最前線にある、沖縄の陸・海・空、それぞれの部隊の視察をしたが、それぞれ多様な任務を帯び大変幅広い場面で実にしっかり任務を果たしている姿を見て、大変頼もしく思った」と語った。

 そのうえで中谷防衛大臣は「今後、更に、各部隊の指揮官の下に精強な部隊を育成して、任務を果たしてほしいというふうに思っている」とした。(編集担当:森高龍二)