民主党の海江田万里代表は衆議院議員定数の削減について「さきの総選挙で（一票の格差是正のための）０増５減、それからマニフェストではプラス７５で、トータル８０の削減を約束した」とし、「この数字は非常に重たい数字だと思っている」とした。民主党として公約実現へ最終８０議席の削減を目指す意向を示したものとみられる。
一方、自公民３党で選挙制度の抜本的見直しと定数削減の結論を今年の通常国会中に出すことで合意していることについて、海江田代表は「野田前総理と安倍総理との間で交わされた大変大切な約束と思っており、安倍総理にも守って頂きたい」と履行に向け、取り組みをともに進めていくべきとした。
安倍総理は「通常国会中に結論を出すことは（当時の）野田総理と約束したこと」と約束履行の姿勢を示したうえで「ただ、自民党と民主党だけでやっていい問題ではない」とし「自民、民主、公明、そして小さな政党とも協議をしていくことが大切だろうと思う」と語り、幅広い合意形成をめざす意向を示している。（編集担当：森高龍二）
