60日ルール残す採決認められないと維新と民主

2015年07月10日 08:41

維新の党の松野頼久代表は9日の記者会見で、記者団から、政府・与党が15日の衆院安保特別委員会での安保法案採決を目指すとの報道をうけて、採決に対する維新の党としての対応を質され「態度は決めていないが、10日に、我が党の案を安保特別員会で説明するという段階であり、しっかりした対案を作ったつもりだから、丁寧に扱って頂きたいと思う」と採決を急ぐのでなく、十分な審議を求めた。

 また松野代表は採決するなら「退席も含め、しっかり対応を決めていきたい」と述べ、まず、党の法案を含め、しっかり充実した議論することだとした。

 また、前日の民主党の岡田克也代表との会談では「60日ルールを残しての採決は認められないということを確認した」と述べ、参議院が60日を経っても採決しない場合、参議院が否決したとみなし、衆議院の3分の2の賛成で法案を成立させる手法がとれる日程での採決はできないようにつとめる考えを両党で確認したと語った。(編集担当:森高龍二)