日本共産党は15日に予定していた党創立93周年記念行事の講演会を18日に延期した。与党が15日の衆院安保特別委員会で安保法案を採決し、16日にも衆院を通過させる姿勢をみせているためで、安保法案が平和憲法に直接かかわる最重要事案との認識を滲ませた。
志位和夫委員長はツイッターで「安倍政権による戦争法案の採決強行を阻止するため、日本列島で空前の規模で広がる反対運動に連帯して全力をつくす」と発信。国会内外のスクラムで廃案をめざそうと呼びかけている。
社会民主党の吉田忠智党首は「(与党は)15日に衆院安保特別委員会で採決に踏み切る構えだが、憲法学者・内閣法制局長官経験者の多くが『違憲』とし、資料要求も放置されている。強引な採決をすれば法治国家として将来に禍根を残す」と与党を厳しく批判した。(編集担当:森高龍二)