新国立金額 国民に納得のいく説明必要だ 菅氏

2015年07月14日 08:27

 菅義偉官房長官は13日夕の記者会見で、新国立競技場について「金額について、国民に納得のいく説明が必要だ」と語った。

 菅官房長官は「新国立競技場については、ラグビー・ワールドカップ(2019年)、オリンピック・パラリンピック(2020年)にきちんと間に合わせることも大事だ」とし「下村文部科学大臣と遠藤利明オリンピック担当大臣が連携して対応し、国民のみなさんに納得してもらえる説明が求められる」と語った。

 民主党の枝野幸男幹事長は「オリンピックには間に合わせないといけないと思うが、最初に判断すべきことはラグビーのワールドカップに間に合わせる必要があるのかということだ。横浜もさいたまも調布もある。ラグビーのワールドカップについて新国立競技場にこだわる必要がなくなればかなり時間的に余裕ができるのではないか」と語った。

 建設費について「コンペは民主党政権時代だったが、それに基づき1千億円あまりの計画にゴーサインを出したのは安倍内閣になってからであり、それが2千億円を超えるような話になるのを放置してきたのは安倍内閣になってからだ」と指摘した。

 東京都前知事の猪瀬直樹氏は7月7日のツイッターで「価格が高いのはキールアーチのせいではない。話がすり替えられている。解体工事の入札の際に“天の声”が。当時FACTA2014年10月号が、露骨過ぎる『官製談合』疑惑は本体の序曲か、と真相に迫っていた。にもかかわらずマスメディアは感度が鈍過ぎる」と提起している。(編集担当:森高龍二)