アジア各国幹部候補も受け入れ海上保安修士課程

2015年07月21日 10:21

 安倍晋三総理は20日の海の日の特別行事で「日本の大学院に世界初となる海上保安政策修士課程を新たに開設し、アジア各国から幹部候補を受け入れる」と語るとともに「波濤を越え、アジア全体で思いを共有する教育を目指す」と海上保安分野の実務家育成につとめる考えを示した。

 海上保安政策修士課程は政策研究大学院大学・海上保安大学校で10月スタートさせる。募集要項では「海上で発生し得る種々の課題に的確に対処できる高度な知識、分析・提案能力及び国際コミュニケーション能力を有する人材を育成する」としており、授業はすべて英語で実施する。

 また「海洋開発技術者の育成をオールジャパンで推進する」として「産学官を挙げたコンソーシアム『未来の海 パイオニア育成プロジェクト』を立ち上げ、大学では企業から派遣された講師が実践的な授業を展開し、企業が提供する実際の事業現場で実習も行うなどし、現在2000人程度とされる日本の海洋開発技術者の数を、2030年までに5倍の1万人程度に引き上げることを目指す」とした。

 安倍総理は「コンソーシアムが輩出する人材が海洋資源開発をリードし、新たな海の恵みを手にすることを期待する」と語った。(編集担当:森高龍二)