安倍晋三総理は27日の参院本会議で自民党の山本順三議員の徴兵制に関する質問に答え、「徴兵制については、憲法18条にいう『意に反する苦役に該当』し、明確な憲法違反」とし答えた。
安倍総理は「徴兵制の導入は全くありません」と主張したうえで「(徴兵が苦役にあたらないと)憲法解釈を変更する余地はまったくない」と答弁。
安倍総理は「いかなる安全保障環境の変化があろうとも、徴兵制が本人の意思に反し兵役に服する義務を強制的に負わせるものとの本質が変わることはない」とするとともに「総理が代わっても、政権が代わっても徴兵制の余地は(憲法上)まったくない。国民のみなさんには安心して頂きたい」と主張した。
また「自衛隊はハイテク装備で固められたプロ集団で、隊員育成には長い時間がかかる。安全保障政策上も徴兵制は必要ない」とした。(編集担当:森高龍二)