外務省は8日行われた岸田文雄外務大臣と英国のフィリップ・ハモンド外務・英連邦大臣との会談成果を公表した。
岸田大臣から「東アジアの安全保障環境につき最新の状況を説明。両国大臣が法の支配や航行の自由といった原則を確保していくことが重要との点で一致し、緊密に連携していくことを確認した」としている。
また「ウクライナ・ロシア情勢についての意見交換で、両大臣はクリミア併合等、力による一方的な現状変更は許されないとの立場を確認し、国際社会が直面する戦略的な問題に対処する上でロシアと対話して関与を得ていくことが重要」との認識でも一致したとしている。
外務省は両大臣が「シリア、ISIL等の中東情勢や拉致問題、核・ミサイル開発問題を含む北朝鮮情勢、日韓関係についても意見交換を行った」としたが、その内容について発表していない。
一方、経済面では「2020年東京オリンピック・パラリンピックも念頭に、日英間の経済関係をさらに強化させていくことでも一致した」としている。(編集担当:森高龍二)