米軍施設の火災で政府が米に安全対策の強化要請

2015年08月25日 08:05

 菅義偉官房長官は24日の記者会見で、神奈川県相模原市内にある米軍施設で火災が発生したことについて「米軍消防隊と地元の消防隊が協力して鎮火したが、米軍施設住民に不安を与えるもので、極めて遺憾」と語った。菅官房長官は「政府から米側に遺憾の意を表明し、情報提供と原因究明、再発防止、さらに国内の米軍関係施設の安全対策を強く求めた」とした。

 火災は米軍陸軍の相模総合補給廠で爆発を伴う火災が24日未明にあった。菅官房長官は「けが人はいないということだった」とした。

 また韓国と北朝鮮の高官が断続的に折衝していることに「注視している」としたうえで「北朝鮮は挑発行為を自制すべきであって、今回の高官折衝の成果に期待したい」と大きな期待を寄せているとした。

 ロシアのメドヴェージェフ首相の択捉島訪問に関連して、菅官房長官は「我が国の立場と相容れない」と遺憾の意を表したうえで、岸田文雄外務大臣の訪ロ予定について「諸々の状況を見ながら検討していく」と訪ロに影を落とした。また、プーチン大統領の訪日についても「現時点では何も決まっていない。総合的に様子を見ながら検討することになる」とした。(編集担当:森高龍二)