ロシア副首相のツイッターにびっくり 菅長官

2015年08月26日 08:05

 ロシアの副首相が日本の抗議に対し、ハラキリしたらいいなどとツイッターに書き込んでいたことについて記者団から受け止めを聞かれ、25日、菅義偉官房長官は「わたしもびっくりした」としたうえで「非建設的な発言にはいちいちコメントは控える」とかわした。岸田文雄外務大臣も、同様の反応を示した。

 そのうえで、岸田外務大臣は「メドヴェージェフ首相が択捉島を訪問したことについては日本の立場と相容れず、日本国民の感情を傷つけるものであり、大変遺憾に思っている。私自身もアファナシエフ大使を召致し直接抗議した」と語った。

 岸田外務大臣は「ロシア側が北方四島をめぐって一方的な行動を続けていることについては懸念している」とし「ロシア側には平和条約締結問題を含めて日露関係において建設的な行動を強く求めていきたい」と述べた。

 また「重要なことは北方四島の帰属問題を解決し、平和条約を締結していく。こうした基本的な問題を解決していくことだ。そういった観点から粘り強く交渉しなければならないと思うし、政治的な対話は引き続き大切にしていかなければならない」とした。(編集担当:森高龍二)