民主党の長妻昭代表代行は15日夜、「さっき、参院安保理事会で与党から16日夜6時から安保特別委員会を開いて安保法案の採決をする提案があった。言語道断だ」と国会前での安保法案反対集会で怒りをぶちまけた。
長妻代表代行は「あす16日は午後から横浜での地方公聴会で皆さんの意見を聞く。それは、法案審議の参考にするために開くものだ」と法案採決手続き上のためのものではないと与党の姿勢を強く非難した。
長妻代表代行は「採決は到底認められないことだ」と強く批判。「わが党の理事は、この提案を蹴って退席してきた。ここまでくると、みなさん(安保法案に反対する国民)の力が大変重要だ。『憲法違反の疑いのある法案』が、国会で議論をすればするほど『憲法違反だ』ということになってきている。前代未聞の話だ。みなさんの力を頂いて、廃案にしなければならない」と緊迫する状況になってきたことを訴えた。会場からは廃案へ同調する声が相次いだ。(編集担当:森高龍二)