麻生太郎財務大臣は消費税10%実施時に税の負担感を軽減するため、一端10%を納めてもらったあと、2%を還元する財務省案について「与党から財務省の方に案はないかという御下問があったので、我々としてはそれに対する答えとして、こういうのはいかがですかと提出したのであって、お勧めしているわけではなく、我々の考えられる答えですと申し上げている。良くないというのであれば御自分達の案を御自分達で提出されたらよろしい。これが大前提。財務省案にこだわるつもりは全くない」と記者会見で語った。
麻生大臣はさらに「間に合わないというのであれば、軽減税率は10%時にやると書いてあるのであって、10%導入と同時にとは書いていないですから」などと、10%引き上げ後の導入でも与党の公約違反にはならないだろうとの考えも示した。
麻生大臣は「導入時期も含めて与党で議論されたら良いのではないですか。我々の案は出しましたから、それに対して与党で検討されるということになって、これは与党税制協議会の話でしょう」と財務省として一つの案を出しただけなので、与党で協議し進めていくべき事柄だとした。(編集担当:森高龍二)