介護離職ゼロ社会をめざす 安倍総理

2015年09月25日 08:43

 安倍晋三総理は自民党本部で総裁としての会見を24日行い、社会保障の在り方について、「安心につながる社会保障の構築」を図るとし「高齢者の皆さんのみならず、現役世代の安心も確保するものでなければならない。そうした観点で、社会保障制度の改革・充実を進める」と強調した。

 安倍総裁は「特に、仕事と介護の両立は大きな課題であり、私は介護離職ゼロという、明確な旗を掲げたい」と介護のために職を離れなければならない状況の解消を進める考えを示した。

 安倍総裁は「直近の調査で、介護離職者が年間10万人を超えた。離職を機に、高齢者と現役世代が共倒れしてしまうという悲しい現実がある」とし「介護施設の整備、介護人材の育成を進め、在宅介護の負担を軽減する。仕事と介護が両立できる社会づくりを本格的にスタートさせたい」とした。(編集担当:森高龍二)