安倍晋三総理は自民党総裁として、24日夜、党本部で記者会見した。この中で、安倍総裁は「未来を見据えた新たな国づくりを力強く進めていきたい。本日、アベノミクスは第二ステージへと移る」と語った。
具体的には「一億総活躍社会をめざす」とし、「少子高齢化に歯止めをかけ、50年後も人口1億人を維持する」政策を推進する考えを表明し「第一(希望を生み出す強い経済)、第二(夢をつむぐ子育て支援)、第三(安心につながる社会保障)の3本の矢で、ニッポン一億総活躍プランを作り、2020年に向け、全力を尽くす」と東京オリンピック開催年に照準を合わせた、活力ある社会づくりに取り組む考えを強調した。
強い経済達成のため、安倍総裁は「雇用を更に増やし、給料を更に上げ、消費を拡大していく」とかなり、参院選挙を意識した発信を行った。
また「大きな経済圏を世界に広げながら、投資や人材を日本へと呼び込む政策を果断に進める」とし、TPP交渉の早期妥結、あわせて世界で企業が最も活動しやすい環境づくりをうかがわせる発言を行った。
また「多様な働き方改革を進め、誰にでも活躍のチャンスがある経済を創り上げる」と、労働法制の見直しに改めて意欲を示した。(編集担当:森高龍二)