中谷元防衛大臣は13日の記者会見で、南スーダンへのPKO活動に「駆けつけ警護」を追加する時期について、記者団の質問に答え「実際にこの任務を付与するかどうか、それは(訓練、習熟させた)そのあとの判断によるということであり、慎重の上にも慎重を期して実施をさせたい」と語った。
記者団が、一部報道で、南スーダンへの派遣部隊の任務に加えるのは来年11月の派遣部隊からという報道があるが、来年5月からの派遣部隊に駆け付け警護の任務を付与する可能性は、と質した。
中谷防衛大臣は「特に南スーダンに派遣している部隊に対し、私の方から法案の成立に伴う検討作業の指示をしたが、慎重に検討を進めてもらいたいということ。そして、拙速を避け、周到な準備を行うことが不可欠であるということであり、現地の情勢や関係国との関係・協議などを通じ、情報収集・分析に努めるとともに、この基本となる政省令、規則類(武器使用基準なども含む)、これも省内の関係部局と綿密に調整をし、それを確認して、そのあと訓練をするとか、習熟させるとか、実際にこの任務を付与するかどうか、そのあとの判断による」と答え「慎重の上にも慎重を期して実施させる」とした。(編集担当:森高龍二)