駆けつけ警護「訓練で習熟後に当たらせる」防相

2015年10月11日 16:18

 PKO活動での「駆けつけ警護」について、早ければ来春からの南スーダンでのPKO活動に任務追加するのではないかとの見方もある中、中谷元防衛大臣は11日のNHK番組で「武器をどのような場合にどのように使用するのかなど、武器使用の基準作りをし、国内で実際の訓練で習熟し、実際に対応できることを確認したうえで任務に当たらせる。現在は、まだ、規則類、基本事項をしっかり整備しろとしている段階なので慎重を期して実施をさせたいと思っている」とした。

 菅義偉官房長官は、司会者から、駆けつけ警護は初めて行うことで、難易度も高いなどから、政治判断で夏の参院選挙後に行う方が理解を得られやすいという判断かと問われ「そういう事ではない」と否定。

 菅官房長官は「この法案の国会議論の際に、野党の皆さんから自衛隊の安全確保の問題が出ていた。当然だと思うが、それに対し、私たちは、しっかり訓練し、準備をし、リスクを最小化することを考えたいと答弁してきた。防衛大臣が言ったように、そこはしっかり対応していくと思う」と語った。(編集担当:森高龍二)