IT技術者、約半数が「給与の低さ」に不満

2015年10月25日 20:46

画・4人に1人が「ブラック企業だと思う」 劣悪労働環境は違法

IT技術者全体に「今後のキャリアプラン」を聞いたところ、「安定した環境で働きたい(38.8%)」と「仕事より家庭・プライベートを大事にしたい(37.8%)」がそれぞれ約4割となり、他の項目を10ポイント以上、上回った

 IT企業の技術職(エンジニアやプログラマーなど)といえば、最先端の技術を駆使する一方、「忙しそう」「長時間労働がつらそう」などのイメージもある。マイナビ(本社・東京)が今年8月、転職意向があるIT技術職(エンジニア・プログラマー等)で、25歳・30歳・35歳の正社員・契約社員、合計500人にウェブアンケートを取ったところ、「仕事上で抱いている不満」のトップは「給与が低い」(45.2%)だった。

 特に、『テクニカルサポート・監視・運用・保守』は、57.8%が「給与が低い」と回答しており、他職種と比べて高い。『システム開発(汎用機系)』は、「新しい技術がどんどん出てくるので勉強が大変(29.5%)」、「仕事が不規則で残業が多い(27.9%)」が多く、『システム開発(組み込み・ファームウェア・制御系)』は「突発的なトラブル対応が発生する(32.7%)」が目立つ。少しでも転職を考えている技術者向けのアンケートとはいえ、「仕事量・質に見合う給料が得られない」ことが、不満の中心にあるようだ。

 次に「関わりたいプロジェクトの条件」を聞いたところ、1位は「技術者を軽視しない環境である」(39%)だった。次いで「世の中に役立つものを開発できる(36.2%)」、「最先端の技術を学ぶチャンスがある(33.8%)」の順となっている。

 IT技術者全体に「今後のキャリアプラン」を聞いたところ、「安定した環境で働きたい(38.8%)」と「仕事より家庭・プライベートを大事にしたい(37.8%)」がそれぞれ約4割となり、他の項目を10ポイント以上、上回った。職種別の回答では、『システム開発(組み込み・ファームウェア・制御系)』は「安定した環境で働きたい(57.7%)」、「技術スペシャリストとして現場で活躍し続けたい(34.6%)」が高く、専門分野でじっくりと「開発スキル」を磨けるようなキャリアを希望しているとみられる。一方、『コンサルタント・アナリスト・プリセールス』は「いずれは独立したい(25.9%)」、「海外で活躍したい(25.9%)」が他職種より高く、職種によりキャリアプランに差がついた。(編集担当:北条かや)