米軍原子力艦災害時避難基準原発並みに 河野相

2015年10月26日 08:08

 米軍の原子力艦による原子力災害を担当する河野太郎行革担当、防災担当大臣は「米軍の原子力艦の災害時の避難判断基準を現在の100マイクロシーベルト/時を原発並み(5マイクロシーベルト/時)に見直す」とブログで発信した。

 河野大臣は、この案件は「横須賀市などが2013年から求めていたが、なかなか見直しが進まなかった。この担当になって、1週間で見直しを決めた」とし「政府の中で主張することの意義だと思っている」と報告している。

河野大臣は「政府の外で主張してもなかなか実現しないものが、政府の中で主張すれば実現できる。雑音に負けず、一つ一つ実現していきます」と原子力問題全体について何かと意見提案してきただけに、実現へ地道に取り組んでいく姿勢を示した。

河野大臣は「避難等のための判断基準の見直しを速やかに行う」意向を示したうえで「原子力艦の原子力災害対策マニュアル検証に係る作業委員会で避難等の実施範囲が充分であるかどうかも検討させることにした」とブログに書き込んでいた。(編集担当:森高龍二)