辺野古埋め立て本体工事着手は暴挙と批判 社民

2015年10月30日 08:22

 普天間飛行場の代替施設を名護市辺野古に建設するための辺野古沖埋め立ての本体工事に政府が29日着手したのに対し、社会民主党は同日「暴挙は許されない」との談話を発表した。

 社民党は「昨年1月の名護市長選や昨秋の沖縄県知事選をはじめとする一連の選挙で示された、新基地建設反対という圧倒的な沖縄県民の民意を無視する安倍政権の暴挙を断じて許すことはできない」とし「新基地建設ありきで強権的に地方自治と民主主義を破壊する安倍政権に対し断固抗議する」としている。

 また、談話では「1996年の日米合意から19年も経過した。一日も早い危険性の除去というのであれば、普天間飛行場は即時閉鎖すべき。辺野古が唯一の解決策として押しつけるのではなく、辺野古新基地建設計画を撤回すべき」と主張。

 また「過重な基地負担を押し付ける姿勢を許すことはできない」とし「辺野古新基地建設阻止に最後まで全力を挙げる」と建設を止めるよう求めている。(編集担当:森高龍二)