1日も早く普天間の代替施設完成目指す 防衛相

2015年10月30日 08:23

 中谷元防衛大臣は29日の記者会見で、名護市辺野古に普天間基地代替施設を建設するための辺野古埋め立て本体工事に着手したことについて記者団に問われ「今日午前8時頃、普天間飛行場の代替施設建設事業のうち、公有水面の埋め立てに係る工事に着手した旨、沖縄防衛局から報告を受けた」とし「防衛省としては1日も早く、普天間飛行場の辺野古への移設を進め、宜野湾市をはじめとする同飛行場周辺の住民の皆様方の心配や騒音被害、危険、こういったことを除去していきたいと考えている」と強調した。

 そのうえで、中谷防衛大臣は「辺野古の埋立てを進めて、1日も早く、代替施設の完成、普天間飛行場の返還に向け取り組んでいきたい」と辺野古での建設を1日も早く進めていきたい旨を語った。

 また、中谷防衛大臣は記者団がマラバールに一緒に行った日本とアメリカの艦船が南シナ海周辺で共同訓練をするという一部報道について質したのに答え「米海軍が行おうということの『航行の自由作戦』に自衛隊が参加する予定はございません」と断言した。(編集担当:森高龍二)