行政の無駄をなくす取り組みを続けてきた河野太郎行革担当大臣は11日から3日行われる政府レビューに原子力関係では「100億円以上のコストをかけ建造・保有しながらほとんど使用されていない核燃料運搬船の開栄丸や巨額のコストをかけ建設しながら全く利用されてこなかったRETFなど、具体的な事業や事業の不透明さを議論する」と自身のブログで発信した。議員活動中も疑問を提起してきた問題だけに、閣内での成果が期待される。
河野大臣は、このほかにも「全炉心混合酸化物燃料原子炉施設技術開発費補助金」や「海外ウラン探鉱支援事業補助金」「濃縮ウラン備蓄対策事業補助金」「緊急時放出に備えた国家備蓄石油及び国家備蓄施設の管理委託費」などに切り込む。
河野大臣は「「濃縮ウラン備蓄対策事業補助金」について「そもそも事業の必要性があるのか」と疑問を提起。「緊急時放出に備えた国家備蓄石油及び国家備蓄施設の管理委託費」についても「なぜ国家石油備蓄基地ごとに管理会社が必要なのか」と疑問を投げている。(編集担当:森高龍二)