第3次安倍内閣の閣僚顔ぶれで、野党幹部からも行政改革担当大臣に河野太郎衆院議員が就任したことへの注目や期待が語られた。
維新の党の松野頼久代表は「新しい内閣の行政については議会としてチェックしていきたい」とし「特に、河野太郎さんが行革担当大臣になられた。非常に期待している」と語った。
松野代表は「特に天下りの問題や税金の無駄遣いの問題は追及していきたいと思っているので、(河野大臣には)しっかりやって頂けるものと期待している。河野さんは与党、野党を超えて、無駄遣いにはほんとに厳しいことを言ってこられたので、その辺を特に期待する」とコメントした。
あわせて「維新の党として、次の国会でも身を切る改革をしっかり訴えていきたい、増税前に安倍晋三総理本人が当時の野田佳彦総理と約束した国会議員定数の大幅削減をしっかり求めていきたい」とした。
また、社民党の又市征治幹事長も安倍内閣の顔ぶれを酷評したが、河野氏については「自民党の行政改革本部や無駄撲滅チームで行革問題に取り組んでいた河野衆院議員が行政改革担当相となった。河野議員は脱原発や再生可能エネルギーへのシフトの実現で知られており、原発推進の安倍政権の中でしっかりとした対応を続けられるか注視したい」と一目置いた。
さきの新国立競技場の建設費問題や「もんじゅ」をめぐる費用問題などでも注目を集める河野氏だけに、行革担当大臣としての手腕に与野党の支持層を超え期待が寄せられている。(編集担当:森高龍二)