ガソリン価格、再び値下がり。今年最安値を更新

2015年11月09日 08:19

 先週、今年2番目の安値をみせ、原油価格の下落傾向が続いているため、次の週も値下がりするのではないかと予想されていたレギュラーガソリン1リットルあたりの店頭価格だが、その予想通り2週連続で値下がりした。10月26日の前回調査よりも1.0円値下がりして今年最安値を更新した。前回の調査と同様に、原油価格の下落が影響した。

 経済産業省資源エネルギー庁が5日に発表した石油製品価格調査によれば、今月2日時点でのレギュラーガソリン1リットルあたりの店頭価格は、全国平均で132円70銭で、前週よりも1.0円値下がり。これで2週連続で値下がりした。今年最も安い価格で、10年11月の調査以来約5年ぶりの低水準となった。中国経済の先行きに対する懸念から、原油価格が下落し、これを受けて石油元売り会社がガソリンの卸売り価格を引き下げたことが影響している。そのほか、1リットルあたりの灯油の店頭価格0.8円値下がりして77.1円、18リットルでは138円とこれで17週連続で値下がりした。

 地域別に見てみると、45都道府県で値下がりした。最も値下がり幅が大きかったのは高知県で、2円40銭値下がりした。次いで群馬県が2円20銭、北海道が1円90銭という結果であった。全国で値上がりしたのは滋賀県のみで、10銭の値上がりとなった。そのほか、和歌山県が横ばいという結果であった。

 今後の見通しについてエネルギー庁は、原油価格の下落は落ち着きつつあり、原油元売り会社も卸売り価格を据え置く動きが出始めていることから、来週は小幅な値動きになるのではないとみている。この「小幅な値動き」が上昇か下降のどちらに動くかは定かではないが、エネルギー庁が言っているように原油価格の下落に一服感がみられ始めていることから、値上がりする可能性もないわけではない。はたして来週、3週ぶりに値上がりとなるのか、それともさらに値下がりし今年の最安値を更新するのか、その鍵を握っているのはやはり中国経済の今後の動向次第ではないだろうか。(編集担当:滝川幸平)