民主党の蓮舫代表代行は18日の記者会見で、政府の補正予算案について「中身は驚くことばかりだが、最も驚いたのは3万円のばら撒きだ」と低年金者に3万円を支給するために計上した「年金生活者等支援臨時福祉給付金」(3624億円)を酷評した。
蓮舫代表代行は「何のために(3万円の給付を)行うのか、全く分からない」とし「国会を開いて、その意味合いを安倍総理が語ってくれるならまだしも、与党の中だけで議論し、われわれに見えないところで決定し、ばら撒く。いったいこの政権は財源が国民の税金だということを認識しているのか」と語った。
また、1月4日に召集される通常国会で質すべきテーマはとの記者団の問いに「財源なき軽減税率、高所得者にも恩恵、高齢者に3万円、子どものお金は切る、子どもの貧困対策は民間からの寄付による基金。この政権の立ち位置がはっきりした」と問題点を追及していく考えを示した。
蓮舫代表代行は「安倍政権は投票に行ってくれる人たちには甘いアメ、投票に行けない子どもたちの貧困からは目を背ける」と問題視した。(編集担当:森高龍二)