規制枠に留まらない安全性向上に取り組む 関電

2015年12月23日 11:42

 関西電力の八木誠社長は高浜原発3号機、4号機の再稼働に福井県の西川一誠知事が同意したことに「深く感謝申し上げる。東京電力福島第一原発のような事故を二度と起こさないという強い決意のもと、徹底した安全対策に努め、規制の枠に留まらない原発の安全性のさらなる向上に全社挙げて取り組んでいく」とのコメントを発表した。

 八木社長は「福井県知事には原発の安全性向上対策の取り組みにご指導を賜るとともに、高浜原発3号機、4号機の再稼動について、県原子力安全専門委員会の評価、高浜町や県議会の意志、総理大臣や経済産業大臣から示された国の方針などを総合的に勘案して判断いただいたと考えている」とした。

 高浜原発については再稼働を認めない仮処分がなされており、これに対し、関西電力が異議を申し立てており、24日に裁判所が判断を下すことになっており、その結果が注視される。(編集担当:森高龍二)