フォルクスワーゲンがゴルフGTI40周年記念モデル「Golf GTI Clubsport」限定リリース

2016年01月19日 08:21

Der neue Volkswagen Golf GTI Clubsport

特別限定車「Golf GTI Clubsport」が搭載するパワーユニットは、標準のGTIよりも35ps強化した最高出力265ps(195kW)を発揮する。加えてドライバーは、パワーブースト機能を使って10秒間だけエンジン出力を10%上げることが出来る。この際の最高出力は290ps以上に達する

 フォルクスワーゲン(VW)ジャパンは、現在展開しているVWスポーツモデルシリーズに新たに Golf GTI 生誕 40 周年記念モデル「Golf GTI Clubsport(ゴルフGTIクラブスポーツ)」を2016年なかごろに限定導入する。VWは過去にもGTI生誕20周年以降5年刻みの周年記念として限定生産車を発表してきた経緯があり、今回の「GTI Clubsport」もそれに倣った商品だ。

 「Golf GTI Clubsport」は、1976 年の初代 Golf GTIの生産開始から今年で40周年を迎えるにあたって特別に開発されたモデルで、現行 Golf GTIのターボエンジンに改良を加えることで、走行性能を従来よりも大幅に引き上げた。

 搭載するパワーユニットは、標準のGTIよりも35ps強化した最高出力265ps(195kW)を発揮する。加えてドライバーは、パワーブースト機能を使って10秒間だけエンジン出力を10%上げることが出来る。この際の最高出力は290ps以上に達するという。

 この結果、「GTI Clubsport」の6速マニュアルモデルは、0~100km/h加速は僅か6.0秒。6速DSG(2ペダルモデル)は、さらに速い5.9秒で加速する。

 また、レーシーなアレンジを施した数々の専用装備を装着するなど、Aeroダイナミクスでもトップクラスの性能となり、デザインもアグレッシブだ。“史上最強のGTI”と呼ぶに相応しいスペシャルモデルとなっている。

 「GTI Clubsport」のボディカラーは、「オリックスホワイト」だ。対照的にルーフ部分は、ブラックにペイントされている。エクステリアにおいては、フロントバンパーが完全に刷新されたほか、サイドシル、リヤデフーザー、分割式ルーフスポイラー、標準仕様18インチ鍛造アルミホイールもGTI Clubsportモデルの専用デザインとした。オプションで19インチホイールを選択すると、さらに精悍な印象が強まる。

 インテリアは、GTIとして伝統のタータンチェック柄のファブリックを採用した専用のレーシングバケットタイプに変更されたサポート性の高いスポーツシートに赤い飾りステッチが。ゴルフボール形状のシフトノブ、黒いヘッドライナーといった、GTI のアイコンディテールが、そこここに散見できる。もちろん、GTI のスポーツ性を象徴するそれらパーツは、GTI Clubsport専用のデザインが施されている。

 赤い GTI のレタリング入りステンレス製ドアシルプレートも、GTIのアニバーサリーモデルらしい華やかでスポーティなムードを盛り上げる専用アイテムといえる。

 このように、「GOLF GTI Clubsport」の総合的なコンセプトは、歴代GTIが持っているクラシックスポーツといえるのかも知れない。(編集担当:吉田恒)